レッドガーデン(性格描写)

5話まで見ました「RED GARDEN(レッドガーデン)」。4話までで主人公たちの「現在の状況」「生活環境の違い」などが描かれていましたが、5話では「性格の違い」が描かれていました。

もちろん4話までのそれぞれの行動である程度わかっていましたが、5話では重点的に描かれてましたね。

展開が遅いという印象はなく、むしろ「丁寧につくっている」かんじがして好印象。

クレア(ヒスパニック系・活発)の見つけてきた屋敷を調べに行こうと、ローズ(ふわふわ茶髪・内気)を誘うケイト(生徒会系)。

ローズは「弟、妹を迎えに行かなければいけないから」とケイトの申し出を断る。要するに「(こわいから)行きたくない」と穏便に伝えているわけですが、クレアは怒る。もちろん、ローズのいう言葉の意味するところがわかっていて怒る。

行きたくないなら行きたくないとはっきり言えばいいのに、そう言わずに了承されやすそうな別の理由を口にすること。レイチェル(金髪おしゃれ・勝気)のことを「私のせいで」と気に病んでいるようなこともいっていたのに、実際には行動しないこと。

この2点に怒る。はっきりいわないところや甘えているかんじがイヤなんだろうなあ、クレアは。そういう態度を「卑怯」と責めそうなタイプ。

ローズの気持ちがわからなくもないので、深追いしないケイト。

しかしクレアも決して怖くないわけではなく、調査に行った屋敷でわずかな物音におびえる。その落ち着いた態度は虚勢だった…。

レイチェルは変わり果ててしまった日常に恐慌し、変わらぬ日常を謳歌する遊び仲間たちの様子にいらだちをかんじている。遊び仲間たちも、急に態度がおかしくなったレイチェルに不信感を抱く。

4人の態度はバラバラですが、わかりやすいし、想定内なので安心。よかった…突拍子もないキャラはいないようです。わりとすんなり共感できそう。

状況が「あなたたちは死んでいるけれど、そのまま生き続けていたいなら化け物と戦いなさい」という突拍子もない話。これでキャラまでとんでもキャラなら「リアリティはどこに」というところですが、バランスはとれていますね。

多少の不思議状況には目をつぶりますので、話が破綻しないことを期待してます。いっそのこと葬儀屋は宇宙人でもOKですよ。

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レッドガーデン(今のところ謎だらけ)

この秋開始のアニメで一応観ていこうと思っているのが、「天保異聞 妖奇士」とこの「RED GARDEN」。

絵を見たときは「この絵はちょっと…」と思っていましたが、動くと結構いいかんじなんですよ。色がわりと好みの色遣い。絵は慣れれば問題ない絵ですね。

例のごとく、1話を見逃して2話3話をみたわけですが…ツインピークス?

エンディングの死体で、昔1度しか観たことがないツインピークスのローラ・パーマーを思い出しました。今のところクーパー捜査官はいないようです。

同じ学校に通いながら接点の薄い4人の少女たち。その4人の共通の友人である1人の少女の死。

断片的に失われた記憶、襲ってくる化け物、少女たちに「あなたたちは既に死んでいる。現在はかりそめの命。このままの生活を続けたいなら深夜に怪物と戦い、勝ちつづけること」を告げる怪しい女。

3話で明らかになったのは、4人が思い出せなかった夜の記憶。亡くなった少女の死の現場と、そしてそこで殺された自分たちの記憶。

ついでに、自分たちと同様に戦うように義務づけられた少女たちの姿と、戦う意思を失った時の結末。

今のところどういう方向に進んでいくのかまだわかりません。本当に死んでいるなら生き返るというのもおかしいような気がするので、ゆっくりと死を受け入れていくのか(現在はおちおち死んでいられない状態?)。かりそめの命から生き返るための不思議パワーを手に入れるのか。

2話のホラー展開は好きではなかったのですが、ドラマは期待できそう。少女たちの境遇はバラバラなので、脱落者がでそうな気もします。とりあえず主要な謎は全部明らかにしてくれることを期待してます。

ツインピークスは謎だらけで終わってたような気がするのですが、そうはならないでほしいですよ。

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徹之進のぬいぐるみ

金曜夜から土曜の朝にかけてサイトの更新をするときには、朝「シュガシュガルーン」「ワンワンセレプーそれゆけ!徹之進」なんかも、更新作業しながら流し見してます。

「シュガシュガルーン」は結構面白いですが、「徹之進」はかなり話にムラがありますね。

面白い回と箸にも棒にもかからない回があるので、ブログでとりあげたことはないですが、良い回は人情系、ペット系のいい話。

子供向けとしてはとてもいいと思いますよ。

基本ストーリーは「八本木ヒルズ」に住むセレブたちと、そこに住む犬山一家に飼われている血統書つきの犬「徹之進(生後七ヶ月)」の話。

…のはずですが、魔法で「セレブナイト」という人間の姿に変身したり、「犬楽園」というセレブの(?)犬たちが集う魔法空間があったりと、かなり何でもありの話です。

最近で面白かったのは18話「てつのしん母を訪ねる」、19話「てつのしんダイエットさせる」、そして今日の23話「てつのしんパパを応援する」。

18話は母の日話で、徹之進が小さい頃別れたきりで会ったことがない「まぶたの母」に会いに行く話。

19話は犬にお菓子をあげてはいけないとか、適度な運動が必要とかの犬ダイエット話。

どちらも小ネタがきいていたし、おしつけがましくなく面白かったです。

「てつのしんパパを応援する」は父の日話。

てつのしんが変身した「セレブナイト」に多額の借金をしているため、返済のためにこっそり夜バイトをする犬山家の父、マサオ。

バイト帰りに自動販売機で缶の「おしるこ」を飼おうとするけれど、財布には1円しかない。

じきに迎える徹之進の1歳の誕生日のお祝いのために、いろいろ物入りでさらにバイトを増やして……。

……すごい話。時々しか見てないから細かいとこわからないのですが、「セレブナイト」は「愛と正義とお金もうけの使者(この口上もすごいセンス)」じゃなかったの?

制作アニメスタジオつながりで、なんとなく「おねがいマイメロディ くるくるシャッフル」の「うさみみ仮面」と微妙に絵の雰囲気が似てます。

今日は先に名前を呼びかけられてしまったので、「愛と正義とお金もうけの使者、セレブナイト参上」のセリフがなげやりで、さらに「うさみみ仮面」っぽかったです。

締め方もそんなに強引じゃなかったし、やっぱり小ネタがきいていて面白い。いい回はとっても良作です。

絵はかなり子供向け。今のところおもちゃはでそうにない話だと思ってたら、徹之進のぬいぐるみがでるんですね。

なかなかかわいいですよ。最近のヌイグルミはできがいいですね。

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ねこねこ、いいこ(化猫「大詰め」感想)

ようやく人の口から語られた真(まこと)と理(ことわり)。それは化猫の真と理とは異なるものだった……。

芥川龍之介の「藪の中」みたいな話ですね。でも、おそらくどちらも全くの嘘ではないのだと思います。

男の側の「真」はたまきは拒まなかった(それどころか自ら進んで……)。

でもこれは男の側の「出来事の解釈」。周辺の民から恐れられていたらしい男。その男にさらわれて、恐怖のため、家族に難がかかるのを恐れて、とにかくこの場をしのぐために。様々な理由で「拒めなかった」。それを「合意の上」と解釈したとも思えます。

たまきの待遇にしても男は屋敷のものに手厚い処遇を命じたけれど、それは実行されなかったのかも(普通奥さんが許さないでしょそんなことは)。

猫の「真」は、たまきは屋敷内に監禁されしいたげられた結果、無残な死をとげたということ。

でもこれはたまきから恩を受けた猫の側の「出来事の解釈」。猫はたまきが隠し部屋につれてこられた当初からの事情を見ていたとは限らないんですよね。

たまきが「帰して」と言い出す前のことは出てなかったはず。帰してと言い出す前(男の意のままになっていたとき)は厚遇していて、「帰して」と言われて逆上し、手のひらを返したのかもしれないわけです。

結局立場によって「ひとつの出来事」はいろんな解釈ができるということ。

しかし化け猫が今このとき襲ってきたのは、たまきの無念を知るあの猫と、屋敷内で斬られた猫たちの恨み、それらがつもり積もっていたところに、この家から幸せ(?)な花嫁が出て行くということが許せなかったということでしょうね。

いろんな恨みが積もった結果、当時の関係者かどうかはかかわらず人を襲う存在になってしまった猫。薬売りに恨みを断ち切られて、ようやく猫と共に屋敷を出て行くことができたたまき。めでたしめでたし。

3話目で真と理を説明してオチもつけるのは尺が足りないんじゃないかと思ったんですが、そんなことはありませんでした。ストーリーは古典的な構成ですが、展開の速さは現代的かな。

ただ1話を見逃して2話3話を1回しか見てない私には、最後までご隠居の息子2人の区別がつきませんでした。テクスチャや話のテンポの早さの弊害といえるかもしれません。

話の中で何回か名前を呼んでいたけど、もっと外国ドラマばりにばんばん名前を呼びあう(「そうだよ、ボブ」「ジョン、君のいうとおりさ」みたいに)か、字幕をつけてもらわないとわかりにくいかも。

DVDは特典:スタッフ&キャストによる音声解説(限定版のみなのか不明)があるらしいです。解説でいろいろ明らかになるのかも。キャストは誰かな?櫻井孝宏氏かな。大塚周夫氏は……無理かなあ。

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税金集めてお祭り騒ぎ

最近見逃しがちな「おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ」。久しぶりに見ましたが、さらに風刺色がパワーアップしてました。ナベシン監督がんばるなあ。

今回の見どころはイチローの妙に太い声での銀行強盗…ではなくて、空とぶ国会議事堂でヒデキの大根畑にやってくる大泉総理。

職務遂行(?)に時間がかかりすぎた「大泉チルドレン」に「任期とかいろいろあってね…」と「解任ビーム」をくらわせる。その時のBGM(歌詞つき)の歌詞が…面白い!旬のネタをバンバンいれてますね。

この手のパロディ・ネタに使われる総理大臣というのも久しぶりな気がします。いまの総理はいろんな意味で個性的だから。

ミュージカルということで今までは必ずキャラが歌って字幕が出てたんですが、今回はBGM(字幕なし)。おかげでセリフがかぶって歌詞が聞き取りにくい。

…わざとやってるのかなー。どうもヤバそうな歌詞の部分が聞き取れないような。X-JAPANの某曲に雰囲気が似たメロディー。

「総理 総理 I'm 総理
笑顔は絶やさず 我を通す」

というサビの部分でこらえきれずに笑ってしまいました。深夜だというのに。来週(最終回)はちゃんと歌ってくれるのかな?

DVD第1巻の特典は「マ・ジ・ヤ・バ」PV、ナベシン監督の音声解説(ともに予定)。どんな裏話が聞けるんでしょうか?

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ドキドキ化猫

ミステリというかサスペンスというかそんな印象。「怪~AYAKASHI~」化猫第2話みました。

舞台はある武家屋敷。婚礼の最中に怪死を遂げた花嫁。「花嫁の死はモノノケの仕業」だという薬売り(声:櫻井孝宏)の登場。次々起こる怪事件。難を逃れるため、屋敷の者たちは薬売りが結界をはった部屋に集まる。

第1話はこんなかんじらしいです。

で、第2話。

薬売りがもつ退魔の剣は斬るモノの「形、真、理」がわからないと抜けないとのこと。今のところわかっているのは形=化猫ということだけ。

「真(事の有様=何があったのか)」「理(心の有様=何を思っているのか)」が揃わない。

「真」を話すように一同を促す薬売り。

次々と語られる「猫」に関する屋敷内でのエピソード。たあいのない話から残酷な話まで。しかしその中に「真」はない様子。

ついに結界をやぶって襲いくる化け猫。増える犠牲者。奥へ奥へ……なんとか隠し部屋へ落ちのびる人々。

そのときようやく「真」を知る者が重い口を開いた……。

大筋はこんなところかな。

この作品テクスチャ多めにつかってますが、見づらくはないです。女性好みの淡い色彩。見易さも考慮してるのでしょう。さすがはノイタミナ枠。

絵柄は浮世絵を現代風にアレンジしたようなかんじ。いいですねー。話のドッキリ感も面白いしテンポもよし。

気になったのが薬売りの顔の隈取。歌舞伎の隈取みたいな感じなんですが、最初見たときはてっきり「赤隈(正義のヒーロー)」だと思いこんでました。

でももうちょっと鈍い色のような……。もしかして茶色?だとすると意味が変わってくるなー。

ところでご隠居の声が大塚周夫氏。子供の頃からさんざんこの人の悪役作品を見てきたせいか「犯人はお前だなー!!」といいたい気持ちがひしひしと。

まあ、どちらにせよ来週で決着がつきます(全3話)。見逃さないようにしないと。

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練馬大根ブラザーズ(マジヤバ!)

久しぶりの練馬大根ブラザーズ。今回のターゲットは激安コンチキマート。

モデルになったのは「あの店」なんだろうなーと思いつつも、行ったことがないのでどのくらい似ているのかよくわかりません。

宇宙人相手に商売をするほどの凄腕というネタよりも、商品の仕入れ方法に問題があって、そちらの方がマジヤバ。

「マコ、甘えてばかりでごめんね」ってネタが古すぎるよ、おやっさーん。

私も聞いたことはあるけど、ネタ元がわからないくらい。何かの歌の歌詞だったはず。その部分の節回しは知ってるんだけど……。きっと若い人はついてこれないよ。

「ホースとともにあらんことを!」には笑ったけど。使い古されたダースベイダーネタをこう落とすとは。うまいね。

この話は第8話。ここまでとびとびに見てきた感想では、マコのキャラクターがいいかなー。

自分の魅力がちゃんとわかってて、それを武器に世渡りしていこうとする小悪魔的キャラ……なんだけど、(若さゆえに?)詰めが甘くて失敗するみたいなとこ、かわいいですよね。

イチローは自分で動くキャラじゃないから、どうもわかりにくいかんじ。No.1ホストという設定をいまいち生かしきれてないような。

ヒデ兄は裏表のないわかりやすいキャラでいいけどね。

そういえば先日ようやく、漫画連載中の「月刊コミックラッシュ」みかけましたよ!なぜか本屋さんではなく、ゲームの攻略本・雑誌売り場の一角にありましたが。

表紙で全く練馬大根ブラザーズに触れてなくて苦笑い。「アニメ絶賛放映中!」なんてコピーでもついてるのかと思ってたのにー。ホントに載ってるかどうかわからなくて、買わずに帰ってきちゃいました……。


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