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設計はどの業種でも大切だよね!

NHKの「プロフェッショナル特集・宮崎駿のすべて”ポニョ”に独占密着2年300日」見ました。冒頭で宮崎駿監督に叱られている人、ちょっと気の毒だったなー。

本人は仕事の上の事だし、演出力、画面構成力、作画力、経験、どれをとってもはるか上の宮崎監督に叱られるのはナットクだろうけど、テレビカメラにとられて全国のお茶の間に流されるのは…。それも大人の視聴率高そうな「プロフェッショナル 仕事の流儀」の特集で。

本人の親兄弟が見たらしょんぼりしそうな場面でしたよ。

でも監督の言ってることは言葉尻だけとらえると「人格全否定!?」ってカンジでしたが、内容はもっとも。反論の余地はなかったですね…。

叱られている点1:レイアウト作業で画面内の「鳥」がちゃんと書けていなかったこと(見た感じ、記号みたいな鳥だった)
叱られている点2:修正したけどよくなっていなかった(逆に悪くなってたといわれてた)

2に関しては「ケンカを売られているような気がします」とまで言われてましたが、まあ「直すならちゃんと直せ!その場しのぎに手を加えるな」ってことでしょうね。

で、1の何が悪いかというと、以下私の想像ですが…「レイアウト時点でしっかり画面設計しろ!」ということかと。大勢で制作するものでは、上流工程の設計がいいかげんだと後の工程に影響して大変なんですよねー。

ジブリでは宮崎駿監督の絵コンテ→レイアウト→原画→動画と、制作工程が進んでいくようです。監督の絵コンテは細かいので、ここでおおよその画面設計はできていますが、レイアウトでもっと細かく画面設計するわけですね。

レイアウトはあくまで外にでない設計図面なので、物の形などは多少ルーズに「あとは原画を描く人ヨロシク」ということもできるのでしょう。

でも上流工程を担当する人は、下流工程を担当する人より技術力は上(のはず)。

だから、その上流工程(ここではレイアウト)を担当する人が、しっかり設計して描きこんでいれば下流工程(ここでは原画担当)の人は、いちいちレイアウト担当者に相談したり、確認する手間が省けます。

全部ジブリ社内で原画を描ければまだいいけれど、スケジュールの都合によっては外注に出さなくてはいけない可能性もあるでしょう。

普段から意思疎通の出来ていない外の人に仕事を出すときも、設計がしっかりしていればやりとりがかなり楽。意図も伝わりやすいから、修正も少なくなってなおよし。

そういうこともふまえて、設計画面にカモメだか水鳥だかわからないような鳥をテキトーにおくな!ってことでしょうね。

キツイ言い方に聞こえたものの、意図を汲み取ればわりと「当たり前の指摘だなー」と思うんですよ。忙しいときはついついおろそかになりがちなことを、注意されているわけだし。

叱られている人も見た感じ「新人さん」ってカンジじゃなかったし。ちゃんとできて当たり前の人には、コレくらい言うかなーという印象かな。でもテレビでそれを流されるのは勘弁してほしいだろうなー。「NHKがカメラ回してたのは知ってたけど、よりによってオレの叱られシーンが今更オン・エアー!?」みたいな。

まあすでに過去話なんだから、話のネタにできるおいしいトホホ・ネタが一つ増えたと思ってがんばってください、ってカンジかな。

長くなくなったので番組の感想など、続きは次の記事で。

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