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マイメロ第50話感想(あたいの想いは…)

ラストに向けて物語がヒートアップしてる「おねがいマイメロディ」。

どのくらい熱いかというと「クロミさまーっ。がくっ」「バク、お前の中綿は集めてやるよ」ってくらい。

全体的にギャグですが、シリアスパートがすごい。

「あんたさえ来なければ」という歌のセリフで、自分の想いは決して歌には負けていないけれど、ヌイグルミと人間の壁を意識せざるを得ないクロミ。

歌の願いをかなえて、柊の夢の世界に入るクロミ、歌、マイメロ。

固く縛った夢のゴミ袋の中にぎっしりつまっていたのは、柊の「歌の思い出」。あふれ出すたくさんの「歌のイメージ」。

「やっぱりあたいはいないんだ」つぶやくクロミ。そのとき袋の中から出てきたのは、以前魔法で人間の女の子の姿になった時のクロミのイメージ(クルミ・ヌイ)だった……。

ちょっとホロリ。

長い時間を共に過ごすことができる恋人になら、「ありのままの自分」を受け入れてもらいたい。けれど、歌のセリフを完全に否定もできない現実。

一緒にいることがかなわぬ相手なら、せめて「一番きれいな自分」を憶えていて欲しい。

乙女心をよくわかってる……。さすがは完璧超人。

そして、夢のゴミ袋から飛び出した「歌のイメージ達」の中にも、「いつもの(ヌイグルミの)クロミ」のイメージが。ちゃんといつものクロミのことだって心の中に留めている。

いい男じゃないですか、柊先輩。

やっぱ「クロミの柊様はそんな人じゃない!」っていうクロミは正しい。……もちろん「バクの柊様はそんな人ゾナ」というバクもバク視点としては正しいけどね。


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