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蟲師第13話「一夜橋」感想

私の放送地域だと「ローゼンメイデン トロイメント」と重なる時間帯。まあ、蟲師優先なんですけどね。

しかし、この時期リアルタイムに視聴するとホントに寒い……。風邪に気をつけないと。

今回ギンコがよばれたのはひなびた農村。

高い橋から谷へ落ちた娘がたいした傷もなく生還する。しかし魂が抜けたようになってしまう……。単なる状況説明ならそういうこと。

しかしそれにまつわる事情はこういうこと。本家がらみの縁談が決まった娘が好いた男とかけおちしようとする。しかし、村を逃げだすことによって実家にかかるであろう後難を恐れる娘。村と外をつなぐ橋の途中でためらい、足を踏み外し……。

男は以前から村八分だったのか、娘を「谷戻り」にしたことで村八分にされたのか、そのへんよくわからなかったのですが、どちらでもいいかも。

とにかく男はこの村に未練がなかった、けれど娘にはっていうのが悲しい。そういう意味でも無理がある関係だったのかも。

どんな形でもいいからとにかく「生きていて」ほしい、っていうのも本人とその世話をする家族以外の人間のわがままかなぁ。

私の亡き祖母も終わりごろはかなりボケちゃってて、世話が大変だったらしいのですが、訃報を聞いたときには「生きててくれるだけでもよかったのに」って思っちゃいました。

でも世話をする家族はホント大変だから……。

男の「彼女が生きててくれるだけで……。」っていうのもある意味身勝手な発言。意地悪い見方をすれば、生きて(動いて)さえいれば罪悪感は少なめですむ……ってことだし。

彼女はもう死んでいるのに。

ところでギンコと男が渡ろうとした橋。ムチャです。いくら夜で視界が悪い(谷底が見えない)といっても、足下に板を渡してない橋なんて怖くて渡れないよー。

「こちらからなら渡れる」という話以前に、足下踏み外し率高いです。

今回の話、死者がかえってくるという話つながりで「屍鬼」(著者:小野不由美)を思い出しました。接点はそこだけで、全く雰囲気の違う話ですけどね。

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蟲師第12話「眇の魚」感想

先週蟲師を見ようとTVをつけると、「ジャーパネットジャーパネット」と真夜中に明るい音楽。あれ……。時間変更されてたのね。

今週はTVをつけると旅番組。夜中においしそうなラーメンの話。またまた見逃したかな?と思ってたら、今度は通常時間より遅めに時間変更。なんとか視聴できました。

ギンコの少年時代の話ですね。ギンコという名前、髪の色と目の色、そして蟲師になったわけ。

うーん、不幸な過去だ。いや、ギンコのことを必死で探し回っている家族がいないという意味では、切ないかんじはしないかな。本人に記憶がなくて、家族が心配していたらすごく切ない話だと思うし。

常闇のせいで、それまでのことは全部忘れてしまって、大人になっても思い出せてないままということなんでしょうか。

今回の話が「ギンコの回想」ではなかったということは、そういうことなんでしょうね。切ない話だわ。

自分の過去が思い出せないまま生きていく、というのはどんな気持ちなのかはわからないけれど、「よるべない」「心もとない」気がします。

ナレーターの人もナレーターだけじゃなかったのねー。配役も工夫してます。

キャラクターデザインの馬越嘉彦氏はおジャ魔女やムシキングから蟲師までなんでもありですよねー。ベルセルクもやってたと聞くし、画風みたいなものがつかみきれません。すごいなー。

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ノエイン第14話「キオク」感想

鳴るはずのない古電話が鳴る。なんだか変な朝。

先生の紹介、ということにしてハルカの家に下宿しにくるアトリとトビ。NGOで野鳥の調査って変な肩書だ。しかもその服装はーっ!あのピチピチスーツは脱ぎ着ができたのか……。

友達、先生、アトリとトビ。みんなで和やかに過ごす夏の午後。ミホのかかえるポテトチップスに手を伸ばすアトリがなんだかなー。

しかし抜け出すユウとカラス。「話がある、こい」といって空中に浮かぶカラス。ユウの「いけるかよ、そんなとこ!」って返しがいいなー。

「嫉妬しているのか?」「ハルカが好きなのか?」ってユウに聞いてやるなカラス。

「違うよ!オレは」「別にボクは」としどもどしてくるユウ。そうかー8つの時からね。

今回のメインテーマは「近似値の世界」の意味。なるほど、そういうことならユウが必ずハルカのことが好きとも限らないか。

ちなみにカラス「あの時からか」と言ってましたが、じゃあカラスはいつからハルカが好きだったわけ?白状しろ!

ハルカ父の大学専攻は「量子情報処理工学科」。あるの?理系はさっぱりわからんよ。何学部だ。

アトリは「明日もみんなと散歩に行くんだ。」なんてのんびり寝転んでます。この男、記憶を失っているせいか戦い以外は役に立たないなー。トビはちゃきちゃき働いてるのに。

今回はのんびり回だなーと思いきや、最後にまた古電話のベルが。電話の相手は……。うーんうまいなー。この引きは。

次回「シャングリラ」。モウヒトツノセカイガ、ミエマスカ?

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ノエイン第13話「ネガイ」

ぼろぼろになったカラス。なすすべもないハルカ。駆けつけたユウは雪恵先生と友達を呼ぶけど、オマケでアトリとトビ登場。

前回の戦いの衝撃からか、記憶を失ったアトリ。髪の切断面が大根みたいになってます。ところでミホによく似たサラという妹がいるらしい。しかも妹想いのいい兄さん!?えっ、聞いてないよそんな話は。そのあたりもうちょっと詳しく話してよトビ。

雪恵先生の車でカラスを治療できる地点に向かう。同乗はハルカ、ユウ、アトリ、トビ、もちろんカラス。トビは荷台ってあたりがなんとも。人がよさそうで損をしているような気がするトビ。

でも小学生よりは年上だろうから、ついつい気を使ってしまうのか?「僕は大人だから荷台でいいよ」ってかんじ?

内田、郡山コンビの車を振り切って到着。しかしコサギ登場。えっ、アトリがいい人に?なんか澄んだ瞳になってるんですけど。もう毒アトリじゃないの?

もうあのキレやすくて悪そうで強かった頃のアトリは戻ってこないのか?きれいなアトリのままでがんばるのか?

まあとにかくカラス治療完了。早くアトリも治してやれよ、トビ。と突っ込みをいれながら視聴終了。

次回「キオク」アノヒトノオモイ、ミツケラレマスカ?

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ノエイン第12話「タタカイ」

父からの電話でカラスとフクロウのことをそれとなく相談するハルカ。しかし「一度殴りあいでもすれば(以下略)」という答えにがっかり。

姿が見えなくなったカラスを探すハルカ。そんなハルカに冷たいユウ。

その頃、港ではカラスとフクロウの最後の「殴り合い」が始まってしまうのでした。

また時の放浪者登場。ここでまた一つのルール説明。これらのルールを理解して、どうよりよい未来を導き出すかってことでしょうか。カラスはどうするべきかある程度目算があるのか?

「オレの楽しみを横取りさせない!」ってありがちなセリフを残してフクロウたちのところへ向かうアトリ。

いきなりユウの前に現れるトビ。でたーっ「未来人」。懐かしいセリフだわ。「謎の転校生」……は違うな。「時をかける少女」も違ったっけ。なんかなかったけ。「時間砲計画」?

カラスとフクロウを見つけて戦いを止めようと説得するハルカ。しかしもう半分人間やめちゃってて「アトリ」という存在だけになってしまったようなアトリ登場。絶好調。

絶妙なコンビネーションでアトリを退けるカラスとフクロウ。そして和解。しかしノエインさん登場。……そういう大事なことはもっと早くに伝えておくよーに!行きがけの駄賃みたいにフクロウをバラバラにしていくな!

今回は次回予告もなし。予告もなしに年を越したのでした。と録画を見ながら書いてます。この回は年末だったので見る時間なかったから。

年末からノエインの感想をずっと書いてなかったので、まとめて書いていきますよ。

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蟲師第10話「硯に棲む白」

化野先生(CV : うえだゆうじ)はマニアだなー。初登場の第5話「旅をする沼」は番組途中からの視聴だったので、単なる「珍奇なるもの」好きの骨董コレクターかと思ってました。今回の印象だと「蟲関連モノ」コレクターのようですね。

磨った人が死ぬ硯……。危険すぎる。多分売った人はそういう危険については言わなかったのだろうけれど、そこはマニア。買ったものが硯だからといって使ったりはしないのです。コレクションとして集めているだけですね。きっと時々蔵から出しては眺めるだけです。

こういう変なものコレクターは本人に何かあって管理ができなくなった時、まわりが困るんですよねー。どう処分していいのかわけがわかんないから。

今回はたまたま蔵に入った子供達が被害者。しかし「綺麗な硯ー」って。子供達目利きだね。私この手の和道具は見慣れていないからか、センスがないからかさっぱりわかりませんよ。

いつもの通りのギンコ大活躍で丸く収まるわけですが、硯の中の蟲の処分をいやがる化野。

理由はおそらく「蟲を殺すとただの硯になっちまうだろーが!」ってところ。マニアだねー。

しかし、硯の作成者たがね(CV : 日高奈留美)の強い要望もあって、しぶしぶ了承。そりゃーあんな物騒な硯を世に出したとあっては、おちおち硯作りなんか続けていられません。

硯の処分が無事(?)終わって、新たに硯を作ることを考えるたがね。そんな彼女に冗談か本気かわからない勢いで「なんなら蟲入りでも」という化野。空気よめよ!マニア。

現在HP作成中。あおりを受けてブログの更新減少中。本末顛倒ってやつですね。HPの作成がこんなに面倒なものだったとは……。

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ノエイン第11話「スレチガイ」感想

ノエイン11話「スレチガイ」感想です。「神はサイコロを転がさない」。量子物理学の説明がー。結構時間さいてます。高校時代、理科の科目は物理、地学、化学、生物の順に苦手だった私には少々つらい……こともなかったです。「マジックサークルプロジェクト」の内容はわかりました。他もなかなかわかりやすく説明してくれているような。

「量子を観察できない理由」とか「量子の存在する無限の可能性の話」。なんだか面白いですね。こういう話はテストがなければ面白い。

自分の意思で受験を決めるユウ。サッカー部に戻ることをすすめるイサミ。けんかをする二人。イサミの家庭環境が明らかになりましたね。両親が亡くなっていて祖母と兄弟妹4人暮らしなんですね。「フライングボンバー」を仕掛けてくる兄貴はいい人だー。「本物の親友なら、離れ離れになってもその友情に変わりはなーい」っていい話もしてくれるしね。

ハルカ母の料理。「めんどくさい」は共感できるけど、画面に出ている材料は長ネギ、大根、玉ねぎ、ピーマン、ナスビ、にんじん、ニンニク、トマト、卵、ハム(?)、キャベツにチンゲンサイ(?)などなど。皮むきがめんどくさいのはにんじんくらいか……。大根、玉ねぎは楽だし。他は洗って切るだけ。材料あるから味噌汁でもスープでも作れるよー。汁物は一品でもおなかふくれるし。先にお米といで炊飯器に任せてからスープにとりかかろうよ……。炒め物でもいいし。昼ごはんつくろうよ。凝った料理作らなくていいから。

夕焼けのベンチで出会うアイとフクロウ。「まいったな。おじさんかよ」って先週自分で言ってたくせに、アイに言われるのはまた別なのか、やっぱり。

仲直りをするユウとイサミの会話を聞くカラスとフクロウ。つかの間「ユウ」と「イサミ」に戻る二人。でももうあの頃には戻ることはできない……。

次回「タタカイ」モウ、ヤメラレナイノデスカ?

バンダイチャンネルで2006年1月5日(木)17:00~2006年1月10日(火)17:00までノエイン第1話から5話までを無料配信するそうです。最初の方見逃した人はこれがチャンスだ!

ところで、言い忘れてました。あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくおねがいします。

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